支笏湖と観光船のつながり
「巨大な水がめ」「日本最北の不凍湖」などの名で呼ばれる支笏湖。豊かな自然に囲まれてひっそりとたたずむ姿は、まさに神秘的と言えます。大自然が織り成す青と緑のコントラストが演出する景観を、是非一度ご覧ください。
支笏湖を駆ける観光船は数種類ご用意しております。水中遊覧船、高速艇、ペダルボート…。それぞれに、その船ならではの楽しみ・感動があります。どの船も、支笏湖の素晴らしさを余すところなくお伝えできるはずです。
支笏湖の歴史と魅力
支笏湖の歴史は、さかのぼること約4万年前。支笏火山が噴火し、火口下の陥没地に水がたまることで造られた日本屈指のカルデラ湖です。湖の水面下には「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼ばれる、切り立った崖のような光景が広がります。
支笏湖の深度は、秋田県の田沢湖に次いで国内2番目を誇ります。「巨大な水がめ」と称されるとおり、その湖底の位置はなんと海面よりも113mも下にあるのです。 平均水深は226mにまで及び、その深さゆえに北の大地の厳冬期でも凍ることがありません。まさに「日本最北の不凍湖」なのです。
支笏湖の四季折々の美しい景観は、人の手が加わっていない北海道屈指の大自然の姿です。湖自体がカルデラ湖特有の急岐な山々に囲まれている為、人が入りづらいという事が要因のひとつとなっています。
水中を輝きながら泳ぐチップ(ヒメマス)の生息も、支笏湖の昔ながらの美しさ・水の綺麗さを実感させてくれます。
支笏湖観光船の歴史
支笏湖観光船の歴史は古く、昭和36年創業以来長い間人々に親しまれてきました。数年前までは湖上をゆっくりと回る遊覧船のみだったのが、時が経つにつれ、さまざまな船が支笏湖に登場しました。
切りたった崖を思わせる「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」の光景や、見渡す限り輝くコバルトブルーの湖水は、カルデラ湖ならではの自然が生み出した神秘の世界です。
かつては湖上から見る緑と湖水の美しさを知るのみでしたが、水中遊覧船の登場が、世界を広げました。船底に取り付けた窓により、水中を見る事が可能になったのです。水上の自然だけでなく水中の美しさも楽しむ事ができるようになり、支笏湖を余すところなく堪能できるようになったと言えるでしょう。
現在支笏湖には、水中遊覧船、高速艇、ペダルボートの三種類をご用意しております。コバルトブルーに輝く湖底の森や、流れる風の香り、そしてゆっくり流れる時間。溢れる支笏湖の魅力を、様々な角度からお楽しみください。